淡路島2

Hawk

2007年05月28日 21:00

今日は淡路島最終日。心配していた風もやみ、気合を入れて野池を目指します。それなのに起きたのは7時過ぎなんてどうかしてる。



8時前にやってきたのはT池。しかしここで驚愕の光景。すでに8人もの人々がフローターで浮いているもしくは浮く準備をしているではないですか。いくらなんでもこの池の規模にこの人数は多すぎるでしょ釣りになりませんよ。せっかく気合を入れてきたもののこれでは話にならないのですごすごと移動です。



1時間ほどで続いてやってきたのはO池。なななななんとここもすでに先行フローター7人が!いったいぜんたいどうしたことなのか。ここはフローター天国なのか僕にとっては地獄なわけだが。

しかし、ここを逃すともう他に行くあてがありません。これはもう無理やりにでも浮いていくしかないでしょう。さっそく準備をしてフローティング開始。ここは実に入水しやすい。しかしナンタルチア減水していてオーバーハングは消滅。微妙な感じになってしまっています。

プカプカ浮きながらとりあえず奇跡を祈って投げる始末。クランク、ワーム、ラバジ&ポーク。色々試したけれどやはりどうにもこうにも。

浅瀬で見えバス君たちと戯れるものの15cmくらいの大きさなのでフックアップできなくてギブアップ。周りで釣っていた人たちに聞いてみても景気のいい話はまったく聞こえてこないので仕方なくプリンを食べましたプリン!?



ウマウマ。食べ終わったのと3時間くらいたったので、これはもう朝行った評判の良い池に夕方のプライムタイムをかけるしかなりということで勝負の移動。さすがに朝の人たちは残っていないことを期待します。

あいかわらずフローター4人いるもののもうすぐ帰るとの事でした。それ以外はアルミを持ち込んでいる方が一人。一人でアルミを持ち込むとはなんたる力持ちあこがれるぅ。これは夕方勝負ができるかも。しかし準備をしているうちに3人到着オヨヨ。

フローター4人にアルミ1人で夕方開始です。時間は15時ですから帰る時間を考えると18時くらいがリミットでしょうか。実釣開始!

ほぼ満水状態でオーバーハングやカバーもあるまさに理想的な感じ。オカッパリから攻められるポイントも池の1面にほぼ限定される為まさに浮かんだもの勝ち的なところも好感が持てます。なによりさきほど先に帰ったひとの情報に寄ればあさから8人くらい浮いていたのだけれども仲間内の4人は全員が40前後を1匹は釣っているとの事。ウホ。

ネガティブな情報としてはワームのノーシンカーリグでしか釣れていないと言うこと。プラグ類はさっぱりな様子。

ということでまずは軽く一周。手前のオーバーハング下に見え小バス発見して夢中になるものの結局釣れないばかりかキャストミスを回収するためにもぐりこんだところ上から芋虫ラッシュ!これはたまらないということで退散して池奥へ。毛虫じゃなくて助かりました。

池奥には立ち木やレイダウンなど釣りビジョン的にはそれっぽい場所がたくさんあってテンションもあがります。

ここは事前情報を信じて投げるのはラバージグとカットテール風5インチにしておきます。うーむ、手当たり次第に攻めてみますがうまくいきませんね。ノーバイトでピンチな感じです。

簡単に1周してスタート近くの入り江にきました。先ほど別の方が入っていて入れなかったので最後になったのでした。

時間的にはここで終了してもいい感じの時間なのでじっくりいきましょう。

ラバージグはすでにあきらめてここは必殺の2インチセンコーだけでは飛ばないので、1/64のネイルシンカーを入れたネコリグスタイルで攻めます。手前からできるだけオーバーハングの奥に届くように慎重にキャスト。スピニングなので多少いうことを聞いてくれるのがうれしい感じ管釣りで培ったしょぼい技術。

そして奥側の最初の角にたまる枝などの中へワームを送り込んでシェイクシェイクちょいちょいっと。ん?ぐぐっ!まさか?そのまさか?

キター!!

こここれは!フローターでの初バイトですよ!大きさはともかく絶対釣り上げたい一匹です。しかも手ごたえは結構ありますこれはまずまずなのか?うお!?でっかいですよ?(自分比)

慎重に飛ばれないようにするもののフローターは回っちゃうわバスは足元に突っ込んでくるわでもうてんやわんや。これだこれがしたかったのだよ僕は。チョー楽しい!

簡単に抜き上げることもフローターではできず、確実に取り込む為に飛ばれない程度まで疲れてもらいましょう。右へ左へいなしながらついにその時は訪れました。



自己記録の36cmのバス。たいした大きさじゃないかもしれませんが僕にとっては最大記録それ以上に大きな意味を持つ1匹なのです記念すべきフローター初バス。

しかもバス持ちしたときに手の皮膚が弱いらしい僕はなんと驚きの流血どんだけやわいのか。1匹釣り上げただけで指はボロボロでも楽しいから関係ない。

かなり暴れた為ポイントを休ませる意味も含めてワンドの入り口でフックアップしない小ギル君たちと戯れて時間をつぶします。

17時半になったしもういいかなと再びワンドに入りなおして先ほど釣れた角へ再びキャストしてチョイチョイ・・・。やはり2匹目のドジョウはいないようですそんなに甘くない現実。

その次の角へ向かって距離をとってエイ!セコイ2インチセンコーですがネイルシンカーのおかげでストレスなく飛んで行きます適度な重さって必要。

チョイチョイ・・・チョイチョイ・・・チョ・・?グッ?ググッ!!

キタコレ!!

おりゃっ!とあわせてファイト開始。戦いのゴングが打ち鳴らされました。先ほどのバス君よりもこれは明らかに引いているロッドのしなり具合がぜんぜん違うのがその証拠。

さっきはほとんど出なかったドラグも鳴いていますしこれは楽しい!しかも同じように右に左に下に上に上に?そうジャンプするわけですよ。ここは釣りヴィジョンでよく見るようにロッドを水中に突っ込んでジャンプするのを勘弁してもらいましょう。

ん?トラウトは普通にジャンプされているね?手前でされるのはさすがにないのでこれも正解でしょう。使用フックはもれなくバーブレス化しているので気を抜くとバレる恐れもありますから気が抜けません。

実際トラウトがそうなんですがバーブレスだからばれた!って感じはあまりないのであろうがなかろうがそれほど大きな差はないかもしれません。あるとすればラインテンションが緩んだときくらいでしょうか。そんなときはバーブが入ってるとばれにくいのかもあくまで想像ですが。

なのでしっかりテンションかけてやり取りするようにして気にしないことにします。服なんかに引っかかっても外すの楽だし当然魚からもね。

というわけでどんなわけで?ジャンプしてラインテンションが緩むのは致命的なのですよ。

十分に楽しんだ後そろそろいいかなとランディング。今回は先ほどの負傷で絆創膏を装備していますから余裕でハンドランディングですがっちり行っても大丈夫です。



なんと41cm!さらに自己記録更新です。こいつは楽しい楽しすぎる。まさにドラマは起こった!って感じ簡単に起こるドラマ。

オカッパリにはない3次元的な魚とのファイトや、ボートフィッシングにはない魚との距離感がたまらないフローターはとてもお勧め。一人でも簡単にできるのも実にいい。でも安全には十分注意してください。風、波に弱いですよ。

そんなファイトで時間切れとなりましたので帰路に着きます。今回の遠征はパラダイスの期待には程遠く、リアルな現実を見せ付けられて数は釣れませんでしたが、なんと言っても今シーズン初バス、フローター初バス、自己記録更新と十分に満足できる結果でした。

再び来る日を夢見て淡路島さようなら。なんといっても片道4時間10k円を費やすので早々簡単にはこられませんから。

償却後・・・54814円、1匹あたり27154円。

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